■合成麻薬の利用は減少

 NIDAの調査は、ミシガン大学(University of Michigan)の研究者らが国内の高校3年生を対象に1975年に開始した。1991年には1年と2年生を含め対象を拡大している。今年は、国内の公私立高校389校の生徒4万1000人以上が対象となった。

 今年の調査では、大麻に含まれるテトラヒドロカンナビノール(THC)の効果を模倣する合成麻薬の「K2」や「Spice」の使用の割合で減少がみられた。これは合成麻薬よりマリフアナを好んだためとみられる。約8%が、過去1年間にそうした合成麻薬を使ったと答えており、前年の11%からは減少しているが、1年と2年生の間では同様の合成麻薬が大麻の次に好まれる違法薬物だという。

 調査の詳細はwww.drugabuse.gov.で確認できる。(c)AFP/Robert MACPHERSON