【11月28日 AFP】女子アルペンスキー、2010年バンクーバー冬季五輪の滑降で金メダルを獲得した米国のリンゼイ・ボン(Lindsey Vonn)が27日、今月20日に練習中の転倒による負傷は来年行われるソチ冬季五輪の出場には影響しないと自信を口にした。

 ボンは五輪の中継も行う米NBCテレビの番組「トゥデー・ショー(The Today Show)」でコメントし、米コロラド(Colorado)州のカッパー・マウンテン(Copper Mountain)で行っていた練習中に転倒し、手術を施して再建した右膝の靱帯(じんたい)を再び損傷したものの、それによって充実したシーズンを送り、五輪でさらなる金メダルを獲得する希望が失われたわけではないと語った。

「不運なことに、私にとっては本当に良くないタイミングでしたが、まだ自信を持っています。この先のシーズンでやるべきことがたくさん残っていると感じていますし、今から一日一日、着実にやっていかなくてはならないけど、ソチ(Sochi)まではまだ時間はあります」

 メジャー14勝の男子ゴルフ選手、タイガー・ウッズ(Tiger Woods)と交際しているボンは、2015年アルペンスキー世界選手権(2015 FIS Alpine World Ski Championships)の会場にも選ばれているコロラド州ビーバークリーク(Beaver Creek)で、今週行われるW杯に復帰することを目指していた。

 しかしながら、今回の転倒で肩には打撲、顔には擦り傷も負ったボンは、やむなく大会の出場を見送った。本人は膝をもう一度十分な状態に戻した上で、次週カナダのレイクルイーズ(Lake Louise)で行われるアルペンスキーW杯の大会に出場したいと語っている。(c)AFP