【8月29日 AFP】米国スキー&スノーボード協会(United States Ski and Snowboard AssociationUSSA)は28日、けがで戦列を離れていた女子アルペンスキーのリンゼイ・ボン(Lindsey Vonn)が近々行われる米国スキーチームのトレーニングキャンプに参加することを明らかにした。

 また、ボン本人も地元紙デンバー・ポスト(Denver Post)に、医者からトレーニング再開の許可が出たことを伝えている。

 通算4度のW杯総合優勝を誇り、これまでに世界選手権で2つ、2010年バンクーバー冬季五輪で1つの金メダルに輝いているボンは、今年2月に開催されたアルペンスキー世界選手権2013(2013 FIS Alpine World Ski Championships)での事故で右膝の前十字靱帯と内側側副靱帯を断裂。膝の再建手術を受け、6か月間の療養を強いられていた。

 しかし米コロラド(Colorado)州のベイル(Vail)で練習を行ったボンは28日、同紙の取材に対しチリのポルティージョ(Portillo)で始まる米国チームのキャンプで本格的なスキートレーニングを再開すると話した。

 2月に手術を執刀した医者が膝の経過を観察しながら、ボンはトレーニングに参加するという。

 ボンは、米ビーバークリーク(Beaver Creek)で開催される12月のアルペンスキーW杯大会での復帰を目指しており、2月7日に開幕する2014年ソチ冬季五輪までには完全復活を遂げることを願っている。

 米国の元スピードスキー選手ピカボ ・ストリート(Picabo Street)氏は、かつて同様の膝の再建手術を受けたが、その次のシーズンに開催された1998年長野五輪では金メダルを獲得した。(c)AFP