【11月27日 AFP】アジア・サッカー連盟(Asian Football ConfederationAFC)のサルマン・アル・ハリファ(Shaikh Salman bin Ebrahim Al Khalifa)会長が26日、W杯の出場枠をアジアとオセアニアで共有し、両地域の出場権を拡大する考えを明らかにした。

 サルマン会長は、承認を得るために国際サッカー連盟(Federation Internationale de Football AssociationFIFA)にこの案を提出する見込みだと明かしている。

 2014年W杯ブラジル大会(2014 World Cup)の大陸間プレーオフでは、ヨルダンとニュージーランドがウルグアイとメキシコにともに初戦で5点を奪われるなどし、出場権を逃した。

 メキシコに敗れたニュージーランド代表のリッキー・ハーバート(Ricki Herbert)監督は、オーストラリアにならい、ニュージーランドもオセアニアからAFCに加入すべきだとの考えを明らかにしている。

 マレーシア・クアラルンプール(Kuala Lumpur)でAFCの年間表彰式に出席したサルマン会長は、アジアとオセアニアのW杯出場枠の合算がより良い道だと考えを述べた。

「われわれはオーストラリアを受け入れたが、出場国枠を合わせることができる方法を見出すべきだ」

「これについてはオセアニア側と話し合っており、試合の実施方法などで折り合いが付くことを期待している。われわれは地理的にも近く、技術的な面でも同等だと私は考えている」

 アジアには出場枠4と、プレーオフの出場権の0.5が与えられているが、オセアニアはプレーオフ出場権の0.5しか与えられおらず、同地域から出場できるのは最大1か国のみとなっている。(c)AFP