【11月12日 AFP】米大リーグ(MLB)のアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)は10日、2017年シーズンから郊外に新築される総工費6億7200万ドル(約670億円)のスタジアムに本拠地を移転すると発表した。

 ブレーブスは、1996年のアトランタ五輪で使用されたメインスタジアムを改装したターナー・フィールド(Turner Field)を1997年から本拠地として使用していた。

 しかしながら、1966年にブレーブスがミルウォーキー(Milwaukee)からアトランタ(Atlanta)に移転してから50年目となる2016年シーズンの終了後には、ターナー・フィールドの20年の借用権が期限切れとなる。

 ブレーブスは、ターナー・フィールドのシート交換や照明の機能向上など改修に1億5000万ドル(約150億円)を要するとしていたが、コブ(Cobb)郡が新スタジアムの建築に出資することが決まった。新スタジアムの建設は2017年の新シーズン開幕に向け、2014年下半期に開始される予定となっている。

 旧本拠地であるアトランタ・フルトン・カウンティ・スタジアム(Atlanta-Fulton County Stadium)で、ブレーブスは1度だけワールドシリーズを制覇した。同球場は、アトランタ五輪の野球競技で使用された後に解体され、ターナー・フィールド横の駐車場となっている。(c)AFP