【10月31日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は30日、ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督との契約を2年延長したことを発表した。同監督との契約期間は2018年までとなる。

 以前の契約では、46歳のクロップ監督の任期は2016年6月で終わることになっていた。

 このたびの契約更新に伴い、アシスタントコーチを務めるゼリコ・ブバチ(Zeljko Buvac)氏とペーター・クラビーツ(Peter Krawietz)氏の契約も2018年6月まで延長された。

 2008年に同クラブの監督に就任し、2011年と2012年のリーグ連覇に導いたクロップ監督は、「私たちはまだ少なからずこのクラブと、クラブのやり方にほれ込んでいる」とコメントした。

 ドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴェツケ(Hans-Joachim Watzke)会長は、「一緒にやってうまくいっているものを引き離すべきではない。だから彼と彼のスタッフチームも一緒に契約を更新した」と説明している。

 ドルトムントは昨シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)で準優勝を果たした他、ドイツ杯2011-12(German Cup 2011-12)ではタイトルを獲得した。現在は昨年王者のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に次いでリーグ2位につけている。

 クロップ政権下でドルトムントはリーグ戦180試合中106勝を挙げており、歴代監督を通じて最多勝利数を誇るオットマー・ヒッツフェルト(Ottmar Hitzfeld)氏の記録にあと2勝と迫っている。ヒッツフェルト氏は208試合で108勝を挙げ、1997年にはクラブ史上唯一の欧州チャンピオンズリーグ制覇に導いた。(c)AFP