【10月31日 AFP】フランス・パリ(Paris)近郊にあるディズニーランド・パリ(Disneyland Paris)で30日午後、アトラクション「カリブの海賊(Pirates of the Caribbean)」に乗っていた5歳の男児がボートから転落する事故があった。男児は病院に搬送されたが重体だという。警察と運営会社が発表した。

 担当警察官によると、男児は父親とこのアトラクションに乗っていたところ、コースの終了間際にバランスを崩してボートから転落し、ボート下の水中に閉じ込められ、父親や他の人々によって救出された。男児は目立った外傷はないものの重体だという。

 この日は学校の休日に当たり、事故が起きた時間帯の同園は多くの人でにぎわっていた。「カリブの海賊」は世界中のディズニーランドにある人気アトラクションで、これに構想を得て制作されたジョニー・デップ(Johnny Depp)主演の映画『パイレーツ・オブ・カリビアン(Pirates of the Caribbean)』も大ヒットを記録した。

 ディズニーランド・パリを所有・運営するユーロ・ディズニー(Euro Disney)はAFPの取材に対し、事故が起きた事実を確認したが、男児の詳しい容体については不明とした。事故を受け、アトラクションは一時的に閉鎖されたという。

 ディズニーランド・パリでは2011年4月、ジェットコースター「ビッグサンダー・マウンテン(Big Thunder Mountain Railroad)」で起きた事故で5人が重軽傷を負い、さらに同年10月にも同アトラクションで脱線事故が起き、約30人が避難するトラブルが起きている。(c)AFP