【10月29日 AFP】男子テニスのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)は、ロジャー・ラシード(Roger Rasheed)氏の後任として、ニコラス・エスキュデ(Nicolas Escude)氏とティエリ・アシオンヌ(Thierry Ascione)氏の2人をコーチとして迎えたことを明らかにした。

 28日に開幕したパリ・マスターズ(BNP Paribas Masters 2013)に参戦しているツォンガは、「2人いることは強みだと思っている。自分のテニスが違った視点で見られるということだから」と大会前に語った。

「僕が把握している限り、2人ともすでに実績がある。ティエリはこの数年間で指導した選手といい仕事をして、選手の成長に貢献した。ニコラ・マウー(Nicolas Mahut、フランス)、クリスティーナ・ムラデノビッチ(Kristina Mladenovic、フランス)なんかをね」

「ニコラスはコーチとしての経験は浅いけれども、フェドカップ(Fed Cup)で監督を務めたことは大きなプラスとなる。とにかく彼がコーチとして何をやったかは大した問題ではない。選手としての実績をより重視している」

 エスキュデ氏は2008年から2012年までのフェドカップ(Fed Cup)で監督としてフランスチームを率い、選手として出場した2001年のデビスカップ(Davis Cup)ではメルボルン(Melbourne)で行われた決勝でオーストラリアを下してフランスの優勝に貢献した。

 現在世界ランク9位につけているツォンガは、2012年10月からレイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt)の元コーチであるラシード氏と二人三脚を続けてきたが、今年8月に師弟関係を解消している。

 ラシード氏の前は2004年から2011年の長期にわたってエリック・ヴィノグラドスキー(Eric Winogradsky)氏がコーチを務めていた。

 ここ数年は世界ランクトップ10内を維持しているツォンガだが、四大大会(グランドスラム)のタイトル獲得にはいまだ手が届いていない。(c)AFP