【10月27日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ2013(AFC Champions League 2013)は26日、韓国のソウルで決勝の第1戦が行われ、FCソウル(FC Seoul)と広州恒大(Guangzhou Evergrande FC)は2-2で引き分けた。

 FCソウルは終盤にデヤン・ダムヤノヴィッチ(Dejan Damjanovic)のゴールで同点に追いつき、試合を引き分けに持ち込んだ。

 ソウルワールドカップ競技場(Seoul World Cup Stadium)で行われた試合は、ホームのFCソウルが1-2とリードを許す予想外の展開となったが、後半38分にダムヤノヴィッチが値千金のゴールで同点とした。

 W杯優勝経験を持つマルチェロ・リッピ(Marcello Lippi)監督が指揮を執り、中国勢として23年ぶりのアジア王者を目指す広州恒大だが、これで11月9日に行われる第2戦でミスを犯す余裕は無くなった。

 広州恒大はソウル到着後、照明設備が十分でないことを理由にトレーニング場で練習ができず、ホテル内での練習を余儀なくされたため、リッピ監督は不満をあらわにしていた。

 広州恒大の守備陣の動きは明らかに鈍く、前半12分にはFCソウルのセルヒオ・エスクデロ(Sergio Escudero)に先制点を許した。

 ゴールに観衆は活気づいたが、前半30分にはFCソウルが守備の弱さを露呈し、広州恒大はコーナーキックからエウケソン(Elkeson de Oliveira Cardoso)のヘディングで同点に追いついた。

 1-1で迎えた後半14分、広州恒大はクリアミスを拾った孫祥(Sun Xiang)の折り返しから郜林(Gao Lin)のゴールで勝ち越しに成功した。

 そして後半38分、FCソウルはペナルティーエリア内のスペースでボールを受けたダムヤノヴィッチがニアポストにシュートを放ち、広州恒大(Guangzhou)で行われる第2戦に望みをつないだ。(c)AFP