【10月24日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)は23日、グループリーグ第3節の試合が各地で行われ、グループDのバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は5-0でヴィクトリア・プルゼニ(Viktoria Plzen)に勝利した。

 前年大会王者のバイエルンは、フランク・リベリ(Franck Ribery)が2得点の活躍を見せ、ここまで勝ち点0のプルゼニから予想通りの完勝を収めた。

 バイエルンは、足首を痛めて先週のドイツ・ブンデスリーガ1部の試合を欠場したリベリが前後半にそれぞれ1得点ずつ挙げると、鮮烈な印象を残したダビド・アラバ(David Alaba)、さらにバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)もゴールを記録した。

 試合開始から前線でプレスを仕掛けたバイエルンは、リベリがゴールに迫ったものの、プルゼニのGKマトゥシュ・コザチク(Matus Kozacik)に阻まれた。

 この日、プルゼニで最も忙しい選手となった29歳のコザチクは、エリア端の左寄りの位置からアラバがシュートを狙われ、再び仕事を強いられた。コザチクはボールをこぼしたものの、幸運にもそこに詰めるバイエルンの選手はいなかった。

 しかしこの攻勢は前半24分に成果を挙げ、アリエン・ロッベン(Arjen Robben)がチェコ代表DFロマン・フブニク(Roman Hubnik)のタックルを浴びてPKを獲得すると、リベリは冷静にこれを決めた。

 その2分後にリードを広げる好機を手にしたバイエルンだったが、マリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)のシュートはコザチクの正面を突いた。しかしこの日のマンジュキッチはアシスト役として結果を残し、ヘディングでのパスでアラバの得点を演出した。

 この失点ではノーチャンスだったコザチクだが、ハーフタイム直前には至近距離からのヘディングシュートを驚異的な反応で防ぎ、なんとか2点差を保って後半につなげた。

 しかし、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督が指揮を執る今季から、前半よりも後半に大きく内容を高める傾向にあるバイエルンは、手を緩めることなく、後半16分にはリベリが自身2得点目を記録した。

 その3分後には、フィリップ・ラーム(Philipp Lahm)に代わって入ったばかりのマリオ・ゲッツェ(Mario Goetze)がペナルティーエリア内にパスを送ると、シュバインシュタイガーが反転しながらシュートを放ち、チーム4得点目を決めた。

 ゲッツェはその後、自ら放ったシュートがわずかにバーに阻まれ、この日は運に恵まれていないかのように見えたが、後半ロスタイムに得点を挙げ、その活躍にふさわしい結果を得た。(c)AFP