【7月16日 AFP】元サッカーイングランド代表のデビッド・ベッカム(David Beckham)氏が、まもなく誕生する英国のウィリアム王子(Prince William)と妻のキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)の第1子が男の子の場合、名前に「デビッド」と付けることを提案した。

 2011年4月に行われたウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式に、妻であるビクトリア(Victoria Beckham)さんと出席したベッカム氏は、「デビッドは結構いい名前だよね!悪くない。男の子だったらデビッドという名にしたらいいよ!」と英テレビ局スカイニューズ(Sky News)の取材に対して語った。

 赤ん坊の名前の賭けを行っているブックメーカー(公認賭元業者)によると、「デビッド」という名のオッズ(賭け率)は33倍から100倍と、人気は低い。

 自身4人の子どもを持つベッカム氏は、31歳のウィリアム王子のその聡明な人格が、父親となる上で貴重な素質になるだろうと話す。

「お二人は子どもに対して、とても愛情深い。きっと素晴らしい親になられるだろう」

 ウィリアム王子は2006年より、イングランドサッカー協会(Football AssociationFA)の会長を務めており、ベッカム氏とは親交が深い。

「長年にわたって我々は王子とお付き合いさせていただいており、少年だった彼が、驚くほど立派な紳士に成長したのを見てきた。王子の人柄と品格は素晴らしい。父親になるにあたって、とても大事な要素だと思う」とベッカム氏は話した。

 イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)でプレーしていた時代に6度のリーグ優勝を飾っているベッカム氏は、ウィリアム王子がアストン・ビラ(Aston Villa)のサポーターであることをいつもからかうという。(c)AFP