【7月11日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・シティ(Manchester City)の新指揮官に就任したマヌエル・ペジェグリーニ(Manuel Pellegrini)監督は10日、魅せる勝ち方ができるチームに育てることができるという自身の評価が、人事の決め手になったと語った。

 アラブ首長国連邦(UAE)・アブダビ(Abu Dhabi)の企業が率いるクラブは、ロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)氏の後任としてジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)氏に接触していたとも報じられていたが、スペイン1部リーグのマラガ(Malaga CF)からペジェグリーニ監督を引き抜いた。

 マンチーニ前監督は3年半にわたる任期で2011-12シーズンのリーグタイトル、FAカップ2010-11(FA Cup 2010-11)制覇を果たしたが、守備的すぎるとの批判を受けて5月に解任された。

 10日に行われた記者会見でチリ出身のペジェグリーニ監督は、「私がここにいる重大な理由に、これまで私が指揮したチームの戦い方がある」と述べた。

「マンチェスター・シティのファンは今後数年間で、これまでと違った形のサッカーを見ることになるだろう」

「私は、チームが魅力的な試合をお見せすることを約束する。常に敵陣でプレーすることを心がけ、攻撃的なチームになる。それが私のこれまで指揮してきたチームがやってきたことだ」

 マンチーニ政権下でシティは2度の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)に臨み、いずれもグループステージ敗退に終わった。

 これに関してペジェグリーニ監督は、リーグ内の成績以上に欧州における成功を重視すべきであるという特別な指示は受けていないと言う。

「私にとってはどちらも同じ。どれか1つの大会に重点を置くつもりはない」

「マンチェスター・シティがここ数年のチャンピオンズリーグでやってきたことを、今後改善していかなくてはならないという認識はある。ただ、プレミアリーグも同じように大事だ。両方の戦いでベストを尽くす」

「私はプレミアリーグもチャンピオンズリーグと同じくらい重要だと考えている。ここ2シーズンのチャンピオンズリーグでマンチェスター・シティが振るわなかったことも知っているし、向上したいと思っている」

「しかし、今年の目標はそれだけではない。プレミアリーグで再びトロフィーを掲げたい」

「マンチェスター・シティがリーグ制覇を達成したことは、クラブにとって最も価値ある出来事だった。私たちはそれを再び成し遂げたい」

 前シーズンは因縁のライバルであるマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)がアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)前監督の勇退を前にイングランド王者に輝いており、シティはそのユナイテッドに勝ち点11差をつけられた。

 ユナイテッドではファーガソン氏の後任としてデビッド・モイーズ(David Moyes)監督が就任しているが、ペジェグリーニ監督はスペイン1部リーグのビジャレアル(Villarreal CF)を率いていた時代に、当時エバートン(Everton)を率いていたモイーズ監督をチャンピオンズリーグ予選敗退に追い込んでいる。それでも、モイーズ監督の指揮下にあるユナイテッドからタイトルを奪還するのは簡単ではないと断言する。

「何も変わらない。サー・アレックスが指揮していた頃と同じように難しい相手だ」

「デビッド・モイーズはいい仕事をするだろうし、チェルシーのジョゼ・モウリーニョもプレミアリーグを知り尽くしている。リーグ内の競争は極めて激しくなり、5、6チームが優勝を争うことになるだろう。私はマンチェスター・シティでタイトルを狙うが、簡単なことではない」

(c)AFP/Timothy Abraham