【6月21日 AFP】交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブック(Facebook)は20日、傘下の写真共有サービス「インスタグラム(Instagram)」にスマートフォン(多機能携帯電話)から動画を投稿できる機能を追加した。マイクロブログ最大手の米ツイッター(Twitter)が運営する人気の動画サービス「Vine(バイン)」に対抗する新機能だ。

 米カリフォルニア(California)州シリコンバレー(Silicon Valley)のメンロパーク(Menlo Park)にあるフェイスブック本社で開かれた報道向けイベントで、インスタグラムの共同創業者ケビン・シストロム(Kevin Systrom)氏は「私たちが写真でしたことを、動画にもする必要がある」と述べ、新機能「ビデオ・オン・インスタグラム(Video On Instagram)」を披露した。

 米アップル(Apple)の「iPhone(アイフォーン)」や米グーグル(Google)製基本ソフト(OS)「アンドロイド(Android)」を搭載するスマートフォン向けに開発されたインスタグラムの動画投稿アプリは、13種類の特殊効果フィルターを備え、フェイスブックには写真を投稿するのと同じように動画を投稿できる。

 投稿できる動画の長さは最大15秒。シストロム氏によると、この長さは長すぎず短すぎない最適の長さだとの結論に、開発チームは至ったという。

 インスタグラムに新機能が追加されてから数時間後には、日本の魚市場やロシアの宇宙記念館、米カリフォルニア(California)州沿岸でのサーフィンの様子など、世界中で早くも動画投稿が始まった。(c)AFP/Glenn Chapman