【6月5日 AFP】米インターネット大手グーグル(Google)が同社の眼鏡型端末「グーグル・グラス(Google Glass)」用のアダルトコンテンツを禁じたことを受け、米国のアダルトアプリ開発会社MiKandiが自社のアプリの修正に着手したことが4日、明らかになった。

 米カリフォルニア(California)州に本拠を置くMiKandiは3日、このアプリを公開した。しかし、グーグルはその直前の週末にグーグル・グラスのアプリ開発者向けガイドラインを改定したとみられる。ネット上に公開されたガイドラインには「ヌード、あからさまな性行為の描写、または性的に露骨な内容を含むコンテンツを禁止する」とする条項がある。

 MiKandiのジェシー・アダムス(Jesse Adams)最高経営責任者(CEO)は同社のブログで、「このアプリはまだ生きており、実際に利用されているものの、現時点で新指針に従うためアプリに変更を加える必要がある」と述べた。

 MiKandiは自社について、世界で最も早くグーグル・グラス向けアダルトアプリを開発した企業の1つで、おそらく他にそのような企業はないだろうとしている。同社は、個々のユーザーに最適化された臨場感あふれる体験はアダルト業界の変革と売り上げ拡大の原動力となるもので、グーグル・グラスは一人称視点の活用やアダルトグッズとの連動といった面で大きな可能性を秘めている、としている。(c)AFP