【5月15日 AFP】メキシコの首都メキシコ市(Mexico City)郊外にある山、ポポカテペトル(Popocatepetl)山(5452メートル)がこのところ水蒸気を噴き上げている。先週には近隣の街に火山灰を積もらせており、地元当局は住民に避難の準備を促しているが、ゴロゴロと鳴る山に慣れている様子の住民たちは怖がることもなく仕事に向かっている。

 ポポカテペトルはアステカ帝国で話されたナワトル(Nahuatl)語で「煙を出す山」という意味を持つ。国立防災センター(National Center of Disaster PreventionCENAPRED)によると、14日未明に火口から噴出した水蒸気、ガス、火山灰の高さは上空3キロメートルに達した。

 防災当局者によると、今のところ住民を避難させる差し迫った必要性はないが、15日に再び噴火する可能性もあるという。(c)AFP/Jennifer GONZALEZ COVARRUBIAS