【4月4日 AFP】ダウン症のある米少年が先月、世界最高峰エベレスト(Everest)のベースキャンプ(標高5364メートル)に到達した。少年の父親によると、ダウン症のある10代の若者がベースキャンプに到達するのは史上初。人々の障害に対する意識を変えてもらうのが目的という。

 米オレゴン(Oregon)州在住の高校2年生イーライ・ライマー(Eli Reimer)さん(15)は3月中旬、ネパールのヒマラヤ山脈にあるエベレストのベースキャンプまでの10日間の道のりを踏破した。この挑戦は、ライマーさんの両親が設立した、障害者とその家族を支援する慈善団体「イライシャ財団(Elisha Foundation)」のための資金集めも兼ねている。

 なお、これまでにもダウン症のある35歳の英国人男性がエベレストのベースキャンプに到達している。(c)AFP