【3月19日 AFP】インド中部マディヤプラデシュ(Madhya Pradesh)州でスイス人の女性旅行者(39)が集団レイプの被害にあった事件で18日、事件に関与したとされる容疑者6人が同州ダティア(Datia)地区の裁判所に出廷した。

 容疑者のうち5人は20代の農業従事者。残る1人の男(19)は17日夜に隣りの州で拘束され、事件が発生した同地区に身柄を移されていた。

 地元警察によれば、集団レイプの罪で起訴されるのはうち4人のみで、有罪となれば10年以上の禁錮刑が科される。残り2人は「犯行現場にいただけ」であると被害者が証言したため、同様の罪には問われないという。ただし、被害者とその夫(30)からノートパソコンや携帯電話、現金1万ルピー(約1万8000円)を奪った強盗罪では6人全員が起訴される。

 インドでは昨年12月に首都ニューデリー(New Delhi)で女子学生(23)がバスの中で集団レイプされ死亡した事件が起きて以来、性犯罪に対する抗議運動が全国に広まっている。(c)AFP/Abhaya Srivastava