【3月8日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が以前所有していたフェラーリ(Ferrari)の大破した車両が、大手競売サイトのイーベイ(eBay)で販売されることになった。

 現在フェラーリを所有しているフランス東部ストラスブール(Strasbourg)にある自動車修理工場『スター・オート(Star Auto)』の弁護士は、車両を売却する許可が下りて「とても満足している」とコメントした。

 ロナウドはイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属していた2009年に、約25万ユーロの愛車フェラーリをマンチェスター空港(Manchester Airport)近くのトンネル内にある路側防護柵に衝突させていた。

 その後、ポルトガルのベンダーから3万3000ユーロでロナウドのフェラーリを購入したスター・オートは、入札開始額5万ユーロでイーベイの競売にかけた。

 しかし、イーベイ側はこのフェラーリが偽物である可能性とセキュリティーに問題があったとして、車両の競売ページを消去した。ページが消去される時点で入札価格は12万5000ユーロにまで上がっていたとされている。

 車両の競売が取り下げられたことを受け、スター・オートはイーベイを相手に訴訟を起こした。それに対しイーベイ側は、実際にロナウドが所有していたとする証拠を提出するよう要求した。弁護士によると、スター・オートは証拠を3度提出したとしている。

 そして今回イーベイとスター・オートの両者が合意に達し、車両の販売が許可されることになったが、競売がいつ始まるかは公表されていない。

 またスター・オートの弁護士は、イーベイ側が損害賠償を支払うことを明らかにしており、地元紙の報道によるとその額は約2万ユーロ(約250万円)とされている。(c)AFP