【12月12日 AFP】米ニューヨーク(New York)の市民は平均的な米国人より長生きで、その差はいっそう拡大しつつあると、マイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)市長が11日発表した。自身がここ数年取り組んできた保健政策が功を奏したと主張している。

 NY市保健当局が発表したデータによると、2010年にニューヨークで生まれた子どもの平均余命は80.9歳で、全米平均(78.7歳)を2.2歳上回った。01年と比べると、全国平均の上昇幅が1.8歳だったのに対し、NY市の上昇幅は3歳だった。

 ブルームバーグ市長は保健政策を積極的に推し進めている。03年にはバーや飲食店、職場での喫煙を禁止。今年に入ってからは肥満の原因と批判されている特大サイズの清涼飲料の販売規制を打ち出し、賛否両論を呼んだ。

 市長は、「保健政策への投資と大胆な介入をいとわない市の方針が功を奏し、乳幼児の死亡率低下や平均余命延長といった健康面の改善につながっている」と述べている。(c)AFP