【3月21日 AFP】デービッド・キャメロン(David Cameron)英首相は20日、前週の訪米時に大統領専用機エアフォースワン(Air Force One)の中でバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領に「寝かしつけてもらった」事実を明かした。

 キャメロン首相の訪米中、肩をたたき合い冗談を交わす両首脳の親密な姿は、たびたび報じられていた。こうした二人の友好な関係は、オバマ大統領が自身のベッドをキャメロン首相に提供した事で完全なものとなったようだ。

 英オックスフォードシャー(Oxfordshire)州の自身の選挙区ウィットニー(Witney)を訪れたキャメロン首相は、支持者らを前に「それは英国時間の午前4時ごろだった。彼(オバマ大統領)に『デービッド、僕のベッドで横になったらどうだい』と促されたので、そうさせてもらった」と、大統領専用機内での秘話を披露。「(キャメロン首相がベッドで休んだ後)バラクは機内の後方に移り、わたしの秘書と側近らに心配しないよう説明してくれた。『首相は大丈夫。たった今、わたしが寝かしつけたから』とね。こんな事は、初めてじゃないかと思う」と付け加えた。

 前週、キャメロン首相を米国に迎えたオバマ大統領は、首相にクリケットのルールを覚えると申し出たほか、米国製の最高級バーベキューグリルを贈り、豪華な公式晩餐会を開くなど、「かけがえのない」英国との関係を称える努力に抜かりはなかった。(c)AFP/Mandel Ngan

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