【12月8日 AFP】米ロサンゼルス(Los Angeles)の空港で6日、離陸準備中のアメリカン航空(American Airlines)機内で携帯電話のゲームをしていた米俳優アレック・ボールドウィン(Alec Baldwin)さんが、同機から降ろされた。ボールドウィンさん本人がツイッター(Twitter)で明かした。

「アメリカン航空の客室乗務員が『ワーズ・ウィズ・フレンズ(Words With Friends)』で遊んでいた私をしかりつけた。機体はゲートに待機中で動いていなかった」

 このように明かしたボールドウィンさんは、その後、ニューヨーク(New York)行きの別のアメリカン航空機への搭乗を認められたが、二度と同航空を使うことはないと述べた。

■アメリカン航空の言い分

 アメリカン航空は翌日声明を出し、ボールドウィンさんに反論した。それによれば、ボールドウィンさんは、機体の扉が閉まりシートベルト着用サインが出ている間は携帯電話やその他の電子機器の電源を切らなければならないという指示に従わず、シートベルト着用サインが出ているのに席を立ち携帯電話を持ってトイレに駆け込み、扉を荒々しく閉めた。この騒ぎに驚いた機長らは、何事かと警戒し、客室乗務員に状況を確認する事態になったという。

「この乗客の乗務員に対する態度は非常に無礼で、不適切な名前で彼らを呼び、汚い言葉を使った。以上のことから、この人物は飛行機から降ろされた」アメリカン航空は、こう説明した。

 これに対し、ボールドウィンさんの代理人は、同機は既に30分遅れている状態だったので、ボールドウィンさんはその間、携帯電話で遊んでいただけだとコメントした。「アレックは不適切な態度の乗務員によって見せしめにされたんだ」(c)AFP