【4月27日 AFP】南米ペルー・チクラーヨ(Chiclayo)のマイヤーヘニンゲン(Meyer-Hönningen)古生物博物館は26日、2000万年前の虫が閉じ込められた琥珀(こはく)を首都リマ(Lima)で公開した。

 琥珀は、エクアドルとの国境を流れるアマゾン(Amazon)川の支流サンチャゴ(Santiago)川の流域で、見つかったもの。数百個が発掘され、最大のものは全長約12センチ。新第三紀(約2300万年前~約180万年前)の時代に属するチャタテムシ目、双翅目、甲虫目、半翅目、クモ目など、さまざまな昆虫が閉じ込められている。

 これまで南米で琥珀が発見された地域は、ブラジル、アルゼンチンのパタゴニア(Patagonia)、フランス領ギアナに限られていた。(c)AFP