【4月20日 AFP】ドイツ北部リュベッケ(Luebbecke)で19日、23歳の男がスピード違反でつかまる事件があったが、この男は、わずか23分の間に3回も速度違反を犯しており、地元警察は、スピード違反の最短最多記録であることは間違いないと話している。

 1回目の違反は、同日午後0時24分。男は、制限速度50キロの道路を時速87キロで運転していて、交通警察官に停められた。このときは個人情報の申告に厳重注意で放免されたが、その8分後、レーザー式取締り装置が時速67キロのスピード違反で通過した男の車を検知している。

 さらに15分後の0時47分、男の車は路上の速度測定器上を時速70キロで通過。この時、男は交通取締り警官に向かって手を振っていたという。

 男には反則金180ユーロ(約2万1500円)と違反点数3点が科せられる可能性がある。また、男はスピード違反で免許停止中だった疑いもある。

 ドイツでは前月にも、22歳のブラジル人男性が高速道路でのスピード違反で逮捕されているが、このブラジル人男性は制限速度の3倍近い時速291キロもの高速で運転していた。

 ドイツでは、高速道路に速度無制限区間が設けられている一方、一般道路でのスピード違反に対しては厳しい取り締まりが実施されている。(c)AFP