【9月7日 AFP】日本の海上保安庁の巡視船と中国の漁船が7日、尖閣諸島(Senkaku Islands、中国名:釣魚島(Diaoyu Island))近海で接触した。双方に負傷者は出なかったもよう。

 中国外務省の姜瑜(Jiang Yu)副報道局長は、釣魚島は昔から中国領だったとの従来からの主張を繰り返し、日本政府に厳重抗議したと述べるとともに、国境付近で中国の漁船と中国人の安全を危険にさらしかねない一切の行為を止めるよう日本に求め、事態の推移を注意深く見守り、さらに対応する権利を留保すると述べた。

 尖閣諸島は日本、台湾、中国が領有権を主張しており、しばしば日中間で緊張を引き起こしている。民主党(Democratic Party of JapanDPJ)代表選に立候補している小沢一郎(Ichiro Ozawa)前幹事長は5日、日本政府は尖閣諸島について中国に対し断固たる姿勢をとるべきだと語った。(c)AFP