【12月12日 AFP】エストニアの牧師がDNA検査の結果、同国有数の資産家の息子だったことが判明し、大金を手にしたと、同国の週刊紙Eesti Ekpressが10日伝えた。

 同紙によると、同国の地方裁判所は、牧師リホ・ポルス(Riho Pors)氏が同国の資産家、故アードゥ・ルーカス(Aadu Luukas)氏の相続人であることを正式に認めた。書類上、ルーカス氏の一人息子で相続人のインドレク・ルーカス(Indrek Luukas)氏は、異母兄弟であるポルス氏の存在を知らなかったという。ポルス氏は主張を証明するため、裁判所に申し立てをしていた。

 2006年に67歳で死去したルーカス氏は運送業で資産を築き、数億クローン(数十億円)を残したとされる。チャリティー活動にも熱心で、人口約130万人の同国で尊敬を集めていた。(c)AFP