【7月13日 AFP】スペイン北東部パンプロナ(Pamplona)で開催中の毎年恒例の牛追い祭り、サン・フェルミン祭(San Fermin Fair)で12日、6回目の牛追いで新たに10人が負傷した。うち2人は重傷だという。主催者が発表した。この祭りでは2日前にも、男性1人が牛の角に突かれて死亡している。

 重傷の2人はスペイン人で、牛の角で突かれ、首や胸、でん部を負傷したという。主催者によると、2人の手術は成功し、医師は回復に自信を示しているという。

 サン・フェルミン祭では10日、27歳のスペイン人男性が首や心臓、肺を角で突かれ死亡している。1911年から毎年開催されているサン・フェルミン祭で死者が出たのは、22歳の米国人が死亡した1995年以来で、15人目。

 この祭りでは、午前中に十数頭のウシが825メートルの石で舗装された通りを走り抜け闘牛場に向かう。負傷の原因はウシから逃げようとした際の転倒によるものがほとんど。午後には通りを走ったのと同じウシたちが闘牛場でマタドール(闘牛士)と対決し、夜はパーティが開かれる。

 サン・フェルミン祭は、動物保護団体からの厳しい批判を受けているが、毎年、数万人の観光客が訪れている。(c)AFP