【6月22日 AFP】女子テニスのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が、22日に開幕するウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2009)では、優勝した2004年の再現といった大きな期待はしていないと語った。

 肩の負傷による10か月のブランクから順調に復帰の道をたどっているシャラポワは、復帰以降は3大会に出場している。

 バーミンガム(Birmingham)で開催された前哨戦のエイゴン・クラシック(AEGON Classic 2009)では、準決勝で中国の李娜(Na Li、ナ・リー)に敗れ、ブランク以上の衰えが見て取れたシャラポワは、オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(All England Lawn Tennis and Croquet Club、ウィンブルドンの会場)で長くプレーできるとは考えていない。

 長期欠場後のあまりにも早いグランドスラム(4大大会)制覇は期待し過ぎかと聞かれたシャラポワは、「そう思う。そのことを考えるには少し早過ぎる。私としてはここにいるだけで一つの到達点。10か月、11か月前、いや3か月前に自分がいた場所を振り返れば、ここにいられて本当に嬉しい。現時点ではすべてのシングルスの大会はテストに過ぎず、多くの選手にとってはすでにシーズン後半だけど、私にとってはシーズン開幕のようなもの。まだ自分のプレーがどこにあるのか、体がどこにあるのか、肩がどこにあるのかを探っている。試合で一つずつ試すもり。今は3回戦や4回戦、準決勝に進む可能性を考えてはいけないキャリアの時期」と語っている。

 ウィンブルドンでは予選を勝ち上がったウクライナのビクトリア・クツゾワ(Viktoriya Kutuzova)と1回戦で対戦するシャラポワは、負傷で長期離脱したことにより現在の世界ランキングは60位となっているが、大会主催者から第24シードを託されたと聞いて驚いたことを認めている。

 シャラポワは「驚いたって?少しはね。想像もしていなかったので変な気持ち。長期にわたって試合から離れ、ランキングは下がって行くので、シードは期待しなくなるもの」と語っている。

 また、長く試合から遠ざかっていたシャラポワは「試合ができなくて寂しいことがたくさんあった」と語り、再び競争心を満たすチャンスを手にしたことを純粋に楽しんでいる。(c)AFP/Steve Griffiths