【3月17日 AFP】(写真追加)マダガスカル軍が16日、首都アンタナナリボ(Antananarivo)の大統領府に突入した。大統領府内では、軍の突入直後から銃撃戦が行われている。AFPの現地特派員が伝えた。

 軍兵士は、兵士の1人が拡声器で大統領府内にいる全員に退去するよう呼びかけた後、建物に突入した。現地時間午後7時(日本時間17日午前1時)ごろ、大統領府の敷地内から大きな爆発が2回起こった。また、装甲車が大統領府の正面玄関を破壊し、投光器の光が大統領府の建物を照らし出した。

 マルク・ラベロマナナ(Marc Ravalomanana)大統領は大統領府内にはおらず、首都から12キロメートルの場所にある大統領宮殿に身を潜めている。
 
 アンタナナリボでは同日、野党支持者ら数千人が参加した集会が開かれており、その中で野党指導者のアンドレイ・ラジョエリナ(Andry Rajoelina)氏が、同国の治安部隊に対し、政権に居座り続けるラベロマナナ大統領を国家反逆罪で逮捕するように求めていた。

 ラベロマナナ大統領は15日、3か月にわたる政治危機の打開策として、国民投票を行うよう提案していたが、ラジョエリナ氏はただちにこれを拒否していた。ラベロマナナ大統領の家族のほとんどは前週、国外に出ている。(c)AFP