【9月22日 AFP】鉱山会社のジェム・ダイヤモンズ社(Gem Diamonds、ロンドン株式市場上場)は21日、アフリカ南部にあるレソトの鉱山で、世界で20番目に大きい478カラットのダイヤモンド原石を発見したと発表した。

 同社の声明によると、この原石は今月8日に同国のレツェング(Letseng)鉱山で発見された。カットすると、色、透明度ともに最高品質の150カラットのダイヤモンドに生まれ変わる可能性があるという。これは、19世紀に大英帝国がインドで没収し、エリザベス女王の王冠に飾られている105カラットの「コーイヌール(Koh-i-Noor)」ダイヤモンドをはるかにしのぐ大きさだ。

 だが、1905年に南アフリカのカリナン(Cullinan)鉱山で発見された3106カラットのダイヤモンド原石からカットされた、530カラットの「偉大なアフリカの星(Great Star of Africa)」には遠く及ばない。

 レツェング鉱山の持ち株比率は、ジェム・ダイヤモンズ社が70%、レソト政府が30%となっている。(c)AFP