ロンドン五輪のコー会長、「巨大五輪は北京が最後」
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【8月21日 AFP】豪華絢爛な五輪開会式は北京(Beijing)が最後となるだろう -- 2012年の夏季五輪開催地、ロンドン(London)のセバスチャン・コー(Sebastian Coe)五輪組織委員会会長は、こうした見方を示した。コー会長は、五輪は開催都市の市民らに有益な遺産を残すことに意義があるとの考えだ。
北京五輪を視察中のコー会長は、英国放送協会(BBC)に対し、「国際五輪委員会(International Olympic Committee、IOC)も、このような(巨大化した)大会はこれが最後だと認識している」と語った。
また「これまで開催されてきた大会は、各都市ごとに、それぞれに全く異なった工夫をこらしたものだった」と述べ、「常に前の大会に倣った五輪を開催するといった考えは間違いだ」との考えを示した。
北京とロンドンの大会のコンセプトにおける重要な違いは、五輪閉会後の競技施設のあり方だ。
「ロンドンには新たなウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)を含め、すでに2つも巨大スタジアムがある。(五輪では)9万人規模のスタジアムを建てればよいという時代はもう終わった。それよりも、開催地の人々が、ただ眺めるだけでなく五輪後も活用できるものを供給するべきだ」(コー会長)
現在、ロンドン東部地区では、欧州最大の再開発プロジェクトが進行中で、ロンドン五輪のメーンスタジアムも建設が進んでいる。
コー会長は、「北京の『鳥の巣(Bird's Nest)』ほど豪勢ではない」としながらも、「将来、ロンドンにおける中心的な存在となるだろう」と自信を示す。
コー会長によると、スタジアムの構想については、近隣店舗と協議を重ね、教育や娯楽施設としても使用可能な2万5000人収容の多目的スタジアムを想定しているという。
現在、英国は北京五輪で計16個の金メダルを獲得。これは、中国、米国に次ぐ第3位で、北京五輪での英国チームの活躍は、北京から開催地を引き継ぐロンドンへの強力な後押しとなると、コー会長も喜ぶ。(c)AFP
北京五輪を視察中のコー会長は、英国放送協会(BBC)に対し、「国際五輪委員会(International Olympic Committee、IOC)も、このような(巨大化した)大会はこれが最後だと認識している」と語った。
また「これまで開催されてきた大会は、各都市ごとに、それぞれに全く異なった工夫をこらしたものだった」と述べ、「常に前の大会に倣った五輪を開催するといった考えは間違いだ」との考えを示した。
北京とロンドンの大会のコンセプトにおける重要な違いは、五輪閉会後の競技施設のあり方だ。
「ロンドンには新たなウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)を含め、すでに2つも巨大スタジアムがある。(五輪では)9万人規模のスタジアムを建てればよいという時代はもう終わった。それよりも、開催地の人々が、ただ眺めるだけでなく五輪後も活用できるものを供給するべきだ」(コー会長)
現在、ロンドン東部地区では、欧州最大の再開発プロジェクトが進行中で、ロンドン五輪のメーンスタジアムも建設が進んでいる。
コー会長は、「北京の『鳥の巣(Bird's Nest)』ほど豪勢ではない」としながらも、「将来、ロンドンにおける中心的な存在となるだろう」と自信を示す。
コー会長によると、スタジアムの構想については、近隣店舗と協議を重ね、教育や娯楽施設としても使用可能な2万5000人収容の多目的スタジアムを想定しているという。
現在、英国は北京五輪で計16個の金メダルを獲得。これは、中国、米国に次ぐ第3位で、北京五輪での英国チームの活躍は、北京から開催地を引き継ぐロンドンへの強力な後押しとなると、コー会長も喜ぶ。(c)AFP