【8月19日 AFP】フィリピン政府軍と反政府勢力モロ・イスラム解放戦線(Moro Islamic Liberation FrontMILF)との新たな戦闘が続いている同国南部ミンダナオ(Mindanao)島の北ラナオ(Lanao del Norte)州に18日、新たに政府軍部隊が到着した。

 重装備の政府軍は同州の町カウスワガン(Kauswagan)のLapayan村などに展開した。政府当局者によると、MILFは商店からの略奪や住宅への放火を行っているほか、大半がキリスト教徒である村人を無差別に襲撃しているという。

 MILFと政府軍との今回の一連の衝突では、フィリピン南部でこれまでに少なくとも民間人28人、兵士3人が死亡している。(c)AFP