【5月28日 AFP】27日に幕を閉じた第60回カンヌ国際映画祭で、米女優ジェーン・フォンダ(Jane Fonda、69)が生涯功労賞を受賞した。

 生涯功労賞は、1946年以降これまでに3度しか授与されていない。過去の受賞者はフランスのアラン・レネ(Alain Resnais)監督、ジェラール・ウーリー(Gerard Oury)監督、女優のジャンヌ・モロー(Jeanne Moreau)の3人だ。

■「闘い、勝利する女性」

 運営委員長のジル・ヤコブ(Gilles Jacob)氏は、シドニー・ルメット(Sidney Lumet)監督作品『十二人の怒れる男(12 Angry Men)』の上映会後に行われた夕食会の席で、同賞をジェーンに授与した。この上映会は、1982年に亡くなったジェーンの父親で主演のヘンリー・フォンダ(Henry Fonda)へのトリビュートとして行われたもの。

 ヤコブ氏は、ベトナム戦争やイラク戦争に対し反対運動に参加してきたジェーンのことを語り、皮肉をこめてこう言った。 

 「FBIに調査され、2万ページにわたる調書が保管されているような人物に対して、カンヌがこのような賞を与えるとは想像していませんでした」「あなたは闘い、そして勝利する女性なのです」


■父ヘンリー・フォンダへの感謝

 感動した様子のジェーンは、「非常に驚いている」と感想を述べた。
 
 「今夜は父が近くにいるような感じがしています。フォンダ家一同、とても感謝しています。父が好んだ漸進な映画は、政治や民主主義など大事なことを私に教えてくれました」

 「父が私たちに残してくれたものを誇りにしています。そしてそれに刺激を受けたんだと思います」 (c)AFP