【ハラレ/ジンバブエ 7日 AFP】ジンバブエは、大統領ロバート・ムガベ(Robert Mugabe)政権に反対する、欧米寄りのプロパガンダに対抗するという新しいラジオ局を開局すると国営メディアが伝えた。

 「私たちは、欧州のメディアに包囲され、国民はそれらからの情報攻めに遭っている」とSikhanyiso Ndlovu情報相が国営ジンバブエ通信(ZIANA)に語っている。

 短波放送のこのラジオ局は国内5番目となる国営のラジオ局となり、独立27周年記念にあたる4月18日に開局を予定しているとZIANA及び新聞が伝えている。

 「メディア界にとって画期的な進歩になる。私たちは独自の情報を提供できるようになるだろう」とNdlovu情報相はイラン外交官との会議後に答えている。

 厳しい財政事情の同国で、この新しいラジオ局の開局には、8900万ジンバブエドル(法定平価:3960万米ドル、約47億円)の費用が見込まれている。

 Ndlovu情報相は、Rasoul Momeniイラン大使との話し合いの後、ジンバブエ第2の都市、ブラワーヨ(Bulawayo)にある放送スタジオの改装計画を発表した。

 イランは既に首都ハラレにあるスタジオの改良に資金を提供している。

 ムガベ大統領は近年、欧米諸国からの政権批判の強まりを受けイランや中国などとの関係を強化している。

 写真は、支持者たちに向け演説するムガベ大統領(2007年3月30日撮影)。(c)AFP/ALEXANDER JOE