【5月15日 AFP】中東エルサレムの旧市街で14日、イスラエルが1967年の第3次中東戦争で東エルサレムを占領・併合した後のイスラエル当局が「エルサレムの再統一」と呼ぶ出来事を記念する「エルサレムの日」の行進が行われ、イスラエルのナショナリストたちが「アラブ人に死を」「お前たちの村が燃えますように」などとシュプレヒコールを上げながら狭い通りを練り歩いた。多くのパレスチナ人住民は、バリケードを築いて家にこもっていた。

パレスチナ人住民が大多数を占める東エルサレムの併合は、国連によって承認されていない。

毎年イスラエル人数万人がエルサレムを行進するが、その多くは10代や20代の若者だ。この行進は過去に何度も暴力沙汰に発展しており、若い超国家主義者(ウルトラナショナリスト)の集団がパレスチナ人を標的に人種差別的なシュプレヒコールを上げたり、脅迫したり、暴行を加えたりしている。

今年の行進は、イラン紛争とパレスチナ自治区ガザ地区での停戦という状況下で行われた。ガザでは停戦違反の攻撃が毎日のように発生している。

エルサレム旧市街のビア・ドロローサ(悲しみの道)に住むパレスチナ人のムスタファさんは、若いイスラエル人の過激派たちが自宅の中庭に押し入り、窓ガラスを割り、「アラブ人に死を」とシュプレヒコールを上げたと語った。

「今日は暗黒の日だ。私が家の中にいた時、20人ほどの入植者が押し入ってきて、ドアを壊した」「彼らを押し返せば刑務所行きだ。何もできない」とムスタファさんは語った。