【ハラレ/ジンバブエ 16日 AFP】ロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領は15日、前週末、同大統領率いる現政権への抗議集会を計画したとして、最大野党、民主変革運動(Movement for Democratic Change、MDC)のモーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai、55)党首が逮捕され、その際に警察官から暴行を受けたことに対し、同大統領政府への批判をあらわにした各国に対し痛烈な言葉を投げかけた。

 ツァンギライ党首とその支持者たちへの激しい暴行に対しては、英国や米国を始めとする反ムカベ派の国々から激しい非難が起こっているが、ムガベ大統領は態度を軟化させる様子を見せていない。

 ムガベ大統領とツァンギライ議長の仲介役としてハラレ(Harare)を訪問した、ジャカヤ・ムリショ・キクウェテ(Jakaya Mrisho Kikwete)タンザニア大統領との会談後、ムカベ大統領は、ツァンギライ議長を暴力を扇動しているとして非難した。

 またムガベ大統領は、欧米政府に対し内政干渉をしないよう呼びかける一方で、同国に対する援助は受け入れる用意があるとしている。

 一方、ツァンギライ党首は同日、危険な状態からは脱し、検査によって脳に異常はないことが明らかになった。担当の医師が語ったとMDCのThokozani Khupe副党首が伝えた。

 写真はハラレで15日、タンザニアのキクウェテ大統領(写真外)との会談後に記者会見に臨むムガベ大統領。(c)AFP/DESMOND KWANDE