【シドニー/オーストラリア 15日 AFP】オスカー(Academy Awards)受賞監督ジョージ・ミラー(George Miller)が、近未来を舞台にした名SF映画シリーズ、「マッドマックス(Mad Max)」の新作を撮る予定であることを明かした。しかし、このシリーズで一躍スターとなったメル・ギブソン(Mel Gibson)は新作で主演を務めるには年をとりすぎているという。

 アニメ映画「ハッピー フィート(Happy Feet)」で第79回アカデミー賞(The 79th Academy Awards)の長編アニメ賞を受賞した同監督は、28年前に1作目が製作された「マッドマックス」の第4作目を手掛けたいと語った。

 しかし、1979年「マッドマックス」でデビューを飾り、その後、ハリウッドで監督としても成功を収めたギブソンが、レザーに身を包んだ警官としてスクリーンに戻ることはない。

 「アニメを含む、2、3のプロジェクトが現在進行中だよ…でも、マッドマックス映画をもう1本作って、それに没頭したい」62歳のミラー監督は語る。

 「(主演は)メルにはならないだろう。初作を撮った時、彼は21歳だったが、今は大分年をとったし、彼の情熱は映画製作と監督に向っている」

 「彼が演技に情熱を持っているとは思えないし、この製作に関わることに興味を持つとは全く考えられない」

 81年の「マッドマックス2(Mad Max 2)」と85年の「マッドマックス/サンダードーム(Mad Max Beyond Thunderdome)」の2本の続編でギブソンは、凶悪なバイク乗りのギャングとの孤独な戦いに挑む警官を演じてきた。

 同賞受賞後、女優ニコール・キッドマン(Nicole Kidman)や俳優ヒュー・ジャックマン(Hugh Jackman)ら同じくオーストラリア出身のハリウッドで活躍する友人から、この勝利を正しく保てと注意を受けたことで「現実に戻ってくる」ことが出来たと監督は記者らに話す。

 「真面目にとり過ぎることがあるから、のめり込み過ぎないようにと注意されたよ」

 「受賞できるなんて思っていなかったけど、酒を飲んで、騒いで、もう一度ティーンエイジャーの様に振舞える良い口実になったよ」とミラー監督。

 写真は、ロサンゼルスで行われたThe Latin Business Associations Visionary Awardの授賞式に出席したメル・ギブソン。(c)AFP/Getty Images Chad Buchanan