【イスラマバード/パキスタン 22日 AFP】パキスタン捜査当局は今週、パンジャブ(Punjab)州の女性閣僚を暗殺したイスラム聖職者とイスラム過激派グループとの関連を探っている。この聖職者は以前にも4人を殺害したことを告白している。

 Mohammad Sarwar容疑者は20日、グジュラーンワーラ(Gujranwala)での会合に出席していたパンジャブ州のZilla Huma Usman社会福祉相の頭部を撃ち射殺した。事件は以前から政情不安定なパキスタンに大きな衝撃を与えた。

 警察の調べによるとSarwar容疑者は女性の政治干渉に強く反発し、事件当時に同社会福祉相が着用していた衣服にも反感を抱いて殺害したという。Usman社会福祉相は穏健親米派のペルベズ・ムシャラフ(Pervez Musharraf)大統領の政策を支持していた。

 「Usman社会福祉相はイスラムの教えに反する生活を送り、他の女性に悪影響を与えていると確信し殺害した」とSarwar容疑者は取り調べで語ったという。

 警察によると同容疑者は2003年、路上で客待ちをする売春婦4人を殺害、4人を負傷させたことを認めたにもかかわらず無罪になったという。グジュラーンワーラ警察のSaud Aziz署長は、以前の事件の際に同容疑者は「連続殺人犯」であると指摘していた。

 写真は、20日殺害されたZilla Huma Usman社会福祉相(撮影日時不詳)。(c)AFP