【バレンシア/スペイン 18日 AFP】サッカー、スペイン・リーガエスパニョーラ1部・第23節、バレンシア(Valencia)vsバルセロナ(Barcelona)。試合はバレンシアが2-1で勝利し、シーズン13勝目を挙げて首位バルセロナとの勝ち点差を4に縮めた。

■イエローカード8枚、レッドカード2枚が出された乱戦を制したバレンシア

 後半7分に左サイドを突破したダビド・ビジャ(David Villa)からのボールにミゲル・アングーロ(Miguel Angel Angulo)が右足で合わせ先制したバレンシアは、その2分後にはダビド・シルバ(David Silva)が追加点を挙げてリードを2点に広げる。この後、試合は同16分にバレンシアのダビド・アルベルダ(David Albelda)とバルセロナのデコ(Deco)が危険なプレーにより退場となるなど両チーム通じて計2枚のレッドカードと8枚のイエローカードが出される激しい内容となったが、バレンシアはこのまま逃げ切り、ここ10戦で8勝目を挙げて3位に順位を上げた。

■グジョンセン不発に終わるも、ロナウジーニョが一矢報いたバルセロナ

 一方バルセロナは、ベンチを外れたサミュエル・エトー(Samuel Eto’o)の代わりに出場したエイドゥル・グジョンセン(Eidur Gudjohnsen)が先制を許した直後のビッグチャンスを逃し不発に終わるなど、試合終了間際の後半ロスタイムにロナウジーニョ(Ronaldinho)がフリーキックを直接沈めて一矢報いるに止まり、21日に控える欧州チャンピオンズリーグ(Champions League)・決勝トーナメント1回戦のリバプール(Liverpool)戦に不安を覗かせた。

 写真は、バルセロナのGKビクトル・バルデス(Victor Valdes、左)にシュートをセーブされるアングーロ。(c)AFP/JAIME REINA