【11月11日 AFP】スイスの自然保護団体、国際自然保護連合(International Union for the Conservation of NatureIUCN)は10日、大西洋の北東部に生息するサメの4分の1が乱獲のため絶滅の危機にあり、一部海域では絶滅してしまった種もいると発表した。

 IUCNによるとサメやエイ、ギンザメの26%が絶滅の危機にあり、20%が「準絶滅危ぐ(存続基盤がぜい弱な種)」に分類される。

 大西洋北東部全域では、7%が「絶滅危ぐ1A類(ごく近い将来に絶滅の危険性が極めて高いもの)」、7%が「絶滅危ぐ1B類(近い将来に絶滅の危険性が高いもの)」、12%が「絶滅危ぐ2類(近い将来絶滅危ぐ種1類に移行するもの)」に相当する。

 IUCNのサメ部門の副責任者はAFPに対し、一部海域ではカスザメは「すでに絶滅している」と語った。(c)AFP