【9月16日 AFP】イラクオリンピック委員会(NOCI)は、ウエイトリフティング世界選手権(2023 IWF World Championships)でイスラエル人選手と同じ種目に出場したイラク選手に対して批判の声を挙げた。一方で、同国のウエイトリフティング連盟は選手を擁護している。

 イラクはイランなど他の中東諸国と同様にイスラエルを国家として承認しておらず、スポーツ競技で自国の選手がイスラエルの選手と接触することを禁じている。

 現在サウジアラビアで開催されているウエイトリフティング世界選手権の男子102キロ級にはイラク代表の選手とイスラエル代表の選手が出場し、イラクではこれが問題視された。

 NOCIのラード・ハムーディ(Raad Hamoudi)会長は、AFPの取材で「イラクのウエイトリフティング連盟は、政府や国民が支持している政治的背景や立場を意識するべきである」と述べた。

 一方で連盟側はこの批判に対し、「シオニスト国家とのあらゆる国交正常化を拒否する」と強調しながらも、ウエイトリフティングと選手同士が直接接触する他の競技を明確に区別した。

 連盟のアシスタントディレクターは参加選手の中にはイランの2選手もいたとし、「身体的には何の接触もないのに、その競技を欠場できるわけがない」と主張。その例として「国際オリンピック委員会(IOC)の総会が開催されたとき、イスラエルの代表が出席していたらイラクオリンピック委員会は欠席するのか?」と問いただした。(c)AFP