南部連合のアルバート・パイク将軍像、デモ隊が倒す 米首都
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【6月20日 AFP】米メディアの報道によると、首都ワシントンで19日、デモ隊が南部連合のアルバート・パイク(Albert Pike)将軍の像を倒して放火した。この像は、屋外に建てられた南部連合の将軍の像としてはワシントンで唯一のもの。
ニュース局ABC7 Newsは19日夜、アルバート・パイク将軍の像がロープで引き倒され、数十人のデモ参加者が「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」と声を上げ始める様子を報じた。
ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領はツイッター(Twitter)に、ワシントンの「警察は、像が取り壊され燃やされるのを見ているだけで、何も仕事をしていない。こうした人々はすぐにでも逮捕されるべきだ。わが国の恥だ!」と投稿した。
この日はワシントンのリンカーン記念堂(Lincoln Memorial)やホワイトハウス(White House)付近でもデモが行われた。米国ではアフリカ系米国人が警官によって死亡した事件をきっかけに各地で抗議活動が行われており、構造的な人種差別や不平等、警察による暴力に抗議するデモ参加者らがすでに幾つかの南部連合の人物の像を倒していた。(c)AFP