【9月7日 MODE PRESS WATCH】写真家の「荒木経惟(Nobuyoshi Araki)」は、9月9日より東京・原宿アートスペースAMにて新たな展覧会を開催する。

「淫夏」(2015)、「淫冬」(2016)の2つの展覧会に連なり、「淫秋(IMSHU)」と命名された今作は、和紙にプリントされた写真に、書で「般若心經」をしたためたパワフルな初展観となる。また本展では、インスタントフィルム作品2点をカットしてダイレクトに接ぎ合わせた最新作も同時に発表される。

 永井荷風(Kafu Nagai)、種田山頭火(Santoka Taneda)、葛飾北斎(Hokusai Katsushika)ら先人による作品や、「往生要集」「万葉集」「梁塵秘抄」など古典にインスパイアされ、それらのエッセンスと自らの心境を重ね合わせた数々の傑作を生み出してきた荒木氏の書。本場・中国でも高く評価され、ギメ美術館(パリ)での個展や、書によるNHK特集番組のタイトル文字など世界中でアクティブに展開している。

 今回も女性や花を被写体に、写真と書で独特の世界観を表現。緻密な手作業から生まれた貴重な作品群を見に、ぜひ展覧会を訪れてみて。

■展覧会概要
・荒木経惟 「淫秋」
期間:9月9日~11月11日 月曜・火曜休
時間:13:00~19:00
会場: アートスペースAM
東京都渋谷区神宮前6-33-14 #301/302
電話:03-5778-3913

■関連情報
・アートスペースAM 公式HP:www.am-project.jp
・IMSHU 公式HP:https://www.the-impossible-project.jp/news/event/160901.php
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