【4月7日 MODE PRESS】都内で7日、映画『シンデレラ』の来日記者会見が開催され、シンデレラ役を演じた女優のリリー・ジェームズ(Lily James)とケネス・ブラナー(Kenneth Branagh)監督が登場した。

■大抜擢のリリー・ジェームズ

 今回初来日となったリリーは日本の印象について「とても素晴らしいですね。昨夜は素敵なお寿司とお酒をいただきました」とコメント。また映画について、「最初にケネス監督から電話をいただいたときは、あまりの嬉しさに叫び声をあげました。シンデレラをやれるということ、ディズニーの映画であるということもありましたが、脚本が素晴らしく美しいものだったので、夢のような出来事でした。この映画の一部になれたということ、参加できたことを非常に誇りに思っています」と語った。

 また起用の秘訣や演じる際のプレッシャーについて聞かれたリリーは、「秘訣についてはわかりません。監督に感謝するのみです。非常に大きなプレッシャーを感じるときもありましたが、ケネスや(王子役の)リチャード・マッデンに助けられました。またストーリーに集中すること、エラ(主人公、シンデレラ)の内面に集中することでプレッシャーをはねのけることができました」と話した。

■自分自身であることを恐れてはいけない

 今回の作品に込めた想いについて監督は、「みんなが知っている話なので映画を作るにあたってはどういう風にこのストーリーを綴るのかというのがポイントでした。脚本を初めて読んだときに自分が思っていたよりもずっと感情に響くものがありました。それも踏まえ、映画を制作したときはみんながシンデレラと聞いて思い浮かべるようなシーンやニュアンスもしっかりと含めつつ、同時に自分が脚本を読んで驚いたのと同じように、人間的な部分を伝えたいと思いました。そこで肝心だったのがリリーや継母役のケイト・ブランシェット、魔法使い役のヘレナ・ボナム=カーターの演技です。彼らの演技を通じて、この映画をただのおとぎ話ではなく、インスピレーションを与えてくれたり、女性のみならず男性をも力づけてくれる作品にしたいと考えました」とコメントした。

 またリリーの魅力や起用にいたった背景について「ヒントは映画のラストにあると言えるかもしれません。ラストではエラが、『自分自身であることを恐れてはいけない』と言うのですが、それがまさにリリーに当てはまります。彼女は美しく、遊び心があり、知的で、才能あふれています。同時に最初に会ったときからリリーは、ありのままの自分を見せてくれていました。ありのままを信じて、自分に自信を持っているということ、それがこの映画に込めたメッセージでもあります」と語った。

■木下優樹菜からのサプライズ

 また、イベントには日本のファン代表としてタレントの木下優樹菜(Yukina Kinoshita)も登壇。木下からのサプライズプレゼントとして先日誕生日を迎えたリリーにシンデレラのドレスを象ったお菓子が贈られるとリリーは「すごく嬉しい」と涙を見せた。

■映画情報
シンデレラ
4月25日(土)全国公開
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■関連情報
・ディズニー 公式HP:http://www.disney.co.jp/
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