【9月25日 MODE PRESS】今月13日から17日まで開催されたロンドンコレクションで、17日、ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)が「アディダス(Adidas)」のために手がけた女性用スポーツウェアの最新コレクションを発表した。ステラはジムに見立てた会場でコレクションを披露。アイテムの機能性を強調するため、アスリートたちが実際にアイテムを着用してランニングマシンやガラス張りのプールでトレーニングを行う様子を見せる一風変わったショーとなった。

 ステラは今回のコレクションについて、「全身ブラックのトレーニングウエアを着て一心不乱に運動して、終わったら着替えて帰るだけの人もいますが、今回のショーでは、トレーニングをしているときも自分らしく、どんな時でも自分のスタイルを貫こうということを伝えたかったのです」とコメントした。

 会場では、ブラックワンピースの水着でシンクロナイズドスイミングを披露する水泳選手や、オレンジ色のウエアを着てトレーニングをする自転車競技選手のほか、モデルたちも鮮やかなグラフィックプリントのレギンスにジップアップパーカーに身を包んでランニングをするなどの姿がみられた。

 ステラは2012年ロンドン五輪のユニフォームデザインを手がけたことから、体操のルイス・スミス(Louis Smith)や円盤投げのダン・グレーヴス(Dan Greaves)など複数のトップアスリートからサポートを受けたという。この日、自身が手がけた14年春夏コレクションからレオパード柄のドレスとベージュのヒールを着て会場に現れたステラは、「最高の気分です。選手たちも素晴らしかったです。普段のロンドンコレクションで見られるものではないと思いますよ。スポーツウエアのデザインにはいろいろと制限がありますが、その制限が逆に私を興奮させてくれるのです」と語った。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS