【12月7日 AFP】フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール(France Football)」が選ぶ2009年の世界年間最優秀選手(バロンドール、Ballon d’Or)の授賞式が6日、パリで開催され、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するリオネル・メッシ(Lionel Messi)に同賞が授与された。

 バルセロナで08-09シーズン、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)、国内リーグ、スペイン国王杯(Copa del Rey)の3冠を達成し、初の受賞を果たしたメッシは「アルゼンチン代表で何かを勝ち取って、もう一度受賞したい。そうなれば素晴らしいけれど、バルサ(FCバルセロナの愛称)やW杯での成績に懸かってくるだろう」と話した。

 バロンドールの得票者上位10人のうち6人がスペインリーグから、さらに6人のうち4人がバルセロナから選出されたという事実がスペイン1部リーグが世界最高峰であることを示しているのではという質問に対し、メッシは「そう思うよ。イングランド(プレミア)リーグとともに世界の2大リーグだね。欧州チャンピオンズリーグで毎回成功を収めるクラブとリーグであるのは偶然ではない」と答えている。

 メッシは、受賞をアルゼンチン国民すべてが喜んでくれることを望むとし、「バロンドールを獲得した最初のアルゼンチン人選手になれたことを本当に誇りに思う。同じようなシーズンをまた体験したり、代表チームでタイトルを獲得したい」と話した。
 
 また、現アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)監督と比較されることについて、メッシは「僕にとって彼は史上最高の選手。彼みたいな選手はもう出てこないだろう。だから比較されることは光栄だ」と話している。(c)AFP

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