【3月23日 AFP】アフガニスタン軍と北大西洋条約機構(NATO)軍は22日、同国南部ウルズガン(Uruzgan)州で合同作戦を行い、旧支配勢力タリバン(Taliban)の戦闘員数十人を殺害した。アフガニスタン国防省が23日発表した。

 国防省は反政府勢力側の正確な死者数を発表しない方針をとっているが、ある同省高官は、この作戦の対象になったグループの指揮官を含む40人以上を殺害したと述べた。タリバン側の死者は今年行われた作戦としては最も多かった。遺体はまだ収容されていないという。アフガニスタンおよびISAF側には犠牲者は出ていないとしている。

 また作戦後、ロケット弾や重機関銃を含む兵器40点以上と警察車両1台が押収された。

 前日の21日には南部のカンダハル(Kandahar)で2人、具体的な場所は公表されていない南部の別の場所で1人、計3人の国際治安支援部隊(International Security Assistance ForceISAF)兵士が車両でパトロール中に路肩爆弾の爆発により死亡していた。死亡した兵士の国籍はまだ公表されていない。

 1月以降、反政府勢力は自爆攻撃による攻勢を強めており、今年これまでにアフガニスタンに駐留するISAFなどの兵士32人、民間人220人以上が死亡している。(c)AFP/Sardar Ahmad