【1月23日 AFP】21日から仏パリ(Paris)で恒例のファッションウィークが開幕した。しかし今回は同市とその近郊で発生した一連の襲撃事件に加え、攻撃を企てていたとされるイスラム過激派に対する摘発が欧州各地で相次いでいることを受けて、厳戒態勢が敷かれている。

 世界中のメディアが報道するパリ・ファッションウィークは今月29日まで開催されるが、セレブらをはじめ会場に足を運ぶ人たちは、警備の厳重さに物おじしているとも伝えられている。

 米紙ニューヨーク・ポスト(New York Post)の芸能面「ページシックス(Page Six)」のウェブサイトでは、匿名のショー運営者らの話として、「安全上の懸念」からVIP客らがフロントローに座ることを敬遠していると報じ、一部のファッション系メディアもそれを引用して伝えている。

 とりわけ慎重な態度を示しているとされるのが、通常ならオートクチュールに高額を費やすはずの中東のクライアントらだ。

 パリ・ファッションウイークを取り仕切っている仏オートクチュール協会(French Couture Federation)はAFPの取材に対し、直接的なコメントは差し控えたが、各参加メゾンに宛てた声明では、ショーの観客と出演者の安心確保のためにも、必ず「シンプルな対策措置」を講じるよう呼び掛けている。その措置には、ショーの招待客チェックを厳しくすることや、持ち物検査などが含まれている。