国際毛皮連盟主催ワークショップ、文化服装学院で開催
【6月13日 MODE PRESS】東京・新宿にある文化服装学院で13日、国際毛皮連盟主催(International Fur Federation、IFF)のワークショップ『Designers Workshop in TOKYO』が開催された。
IFFは1949年に世界の毛皮産業の革新と向上を目的に設立され、現在世界38ヶ国、49の毛皮教会が加盟する団体。動物保護を推進・奨励し、絶滅危惧種の取引は行わないなど持続可能な方法で資源を有効利用しながら、毛皮産業の発展を目指し活動している。また、現在若手デザイナーの育成にも力を入れている。
文化服装学院の生徒約25名が参加したワークショップでは、デザイナーのイゼット・アーズ(Izzet Ers)、クリスチャン・ヘルマー(Christian Helmer)とIFFの広報部長を務めるゴラナ・ストヤノヴィッチ(Gorana Stojanovic)が講師として登壇した。現在、「ホックリー(HOCKLEY)」のクリエイティブ・ディレクターを務めるアーズは、これまで発表してきた「ホックリー」のコレクションをスライドで紹介しながら、素材の組み合わせや色の選び方、プリントの技法で様々なデザインのアイテムが作り出せると語った。
デンマーク出身の若手デザイナー、ヘルマーは、世界でどのようにファーのアイテムが使われているか、そしてファーをどのように加工し、製品に落としこんでいるか等を説明。またファーは材料費が高いが、デザインセンターを設けているオークションハウスなどをうまく活用すれば、色々な作品を見たることもできる。ほかにも、チームの一員として作業を担当することで経験を積めることや、毛皮を自身の作品に無料で使うチャンスもあるとアドバイスした。
ストヤノヴィッチ広報部長は、IFFが実施する若手デザイナー支援の取り組み"FUR FUTURES"を紹介。"FUR FUTURES"に参加すると年間で最高1,000ユーロの奨学金を申請する資格を得られるなど、様々な特典をアピールした。
ワークショップ後、IFFのスタッフは「アジアのIFFは昨年立ち上がったばかり。今回のワークショップは香港、韓国、日本での実施を経た後に、北京でも開催する。ワークショップに対する依頼は非常に多いが、大人数で開催するとワークショップの質が落ちてしまう。今日のように生徒たちに実演しながら技術を見てもらい、デザイナーと直に話す機会を設けることが重要だと考えている。3ヶ国の学生とも、講演の後は実際にファーを触ったり見たり、デザイナーに熱心に質問していて、関心の高さを感じる」と語った。(c)MODE PRESS
