エルニーニョの影響で「世界の乾燥地域」に再び「砂漠の開花」現象が出現

10月24日 14:20


9月24日、チリのアタカマ砂漠一面に咲く花々=2026年10月20日提供(c)CGTN Japanese


【10月24日 CGTN Japanese】南半球のチリ北部のアタカマ砂漠は、長年の干ばつと少雨により「世界の乾燥地域」と呼ばれていますが、今年10月、珍しい「砂漠の開花」現象が再び出現しました。研究者によると、エルニーニョの影響により、今年の冬、チリでは降雨量が異常に多く、アタカマ砂漠の花畑はその鮮やかさと広がりで例年を上回ったとのことです。 

歴史的な記録から見ると、この珍しい現象は平均6~7年に1度しか現れません。チリ国立森林公社は、今年の砂漠の花畑面積は1万7000平方キロに達し、10月中旬には種類、開花数ともに最も多くなると予想しており、一部の地域では11月中・下旬まで開花が続く見込みです。

春を迎えた南半球では、依然として異常気象が続いています。チリの首都サンティアゴ近くのアンデス山脈にあるバジェ・ネバドスキー場では、今冬以降、累積降雪量が7メートルを超え、営業期間が11月8日まで延長されました。これは同スキー場が開設されてから約40年間で、最も長いスキーシーズンとなっています。

また、麓のサンティアゴ市では、大雨による被害が相次いでいます。東部の山間部で10月8日、土石流が発生しました。サンティアゴ市では10月13日、大雨とひょうに見舞われ、局地的に珍しい竜巻も発生し、道路の冠水や家屋の損壊、大規模な停電も発生しました。

世界気象機関(WMO)は、今回のエルニーニョ現象が2027年2月まで続く可能性はほぼ100%で、少なくとも1950年以降で最強のエルニーニョの一つになる可能性が高いと予測しています。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News