ロシア、ルーマニア領事館閉鎖し総領事を国外退去に 対抗措置で

06月26日 15:31


ロシア北西部サンクトペテルブルクで、ペトロパヴロフスク要塞の背後に黒煙が立ち上る様子(2026年6月3日撮影)。(c)STRINGER/AFP


【6月26日 AFP】ロシアは25日、ルーマニアが同国東部コンスタンツァにあるロシア総領事館の閉鎖を決定したことへの対抗措置として、ロシア北西部サンクトペテルブルクにあるルーマニア総領事館の閉鎖を命じた。また、ルーマニアがロシア総領事の国外退去を求めたことへの対抗措置として、ルーマニア総領事の国外退去を求めた。

欧州連合(EU)および北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるルーマニアとロシアとの関係は、5月にウクライナとの国境に近いルーマニア東部の民家に無人機が墜落ししたことを受けて、過去最悪の状態にある。

この無人機について、ルーマニア側はロシア軍が発射したものだと非難しているが、ロシア側は否定している。

ルーマニア外務省によると、同国のクリスティアン・イストラテ駐ロシア大使がロシア外務省に呼び出されて厳しく叱責され、「サンクトペテルブルクに駐在するルーマニア総領事をペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)に指定する」と書かれた通告書を手渡された。

この通告書には「同市にあるルーマニア総領事館の近日中の閉鎖」も求めているという。

この動きは、ルーマニアが同国東部コンスタンツァにあるロシア総領事館の閉鎖を決定したことへの「対抗措置」だ。

ルーマニア外務省はロシア側の対応について、「予想通りだ」と述べた。

5月の無人機墜落では2人が負傷。ルーマニアおよびそのNATOとEUの同盟諸国からの激しい怒りを買った。

ロシアがウクライナへの全面侵攻を開始して以来、ルーマニアへの無人機侵入は数十回確認されているが、それまで民家が被害を受けたことはなかった。

ルーマニアは東西冷戦時に東側陣営だったが、今では西側諸国の対ロシア制裁に加わり、ウクライナを軍事的に支援している。(c)AFP